

5月6日(火)、鹿児島県南九州市知覧町郡の知覧特攻平和観音堂前において、法務部職員を導師に「第6回知覧特攻隊戦没者成仏供養護摩法要」が堂内護摩形式で厳修された。知覧町には第二次世界大戦末期に陸軍特攻本部基地が置かれ、昭和20年3月末以来、ここを中心として、鹿児島県内、南九州一円、その他の各基地から、沖縄防衛のために1036名の若き陸軍航空特攻隊員達が飛び立ち、尊い一命を捧げられた。この他、当時鹿児島には対岸大隅半島の鹿屋市に海軍基地(現海上自衛隊鹿屋基地)が置かれ、海軍航空特攻作戦が陸軍を上回る規模で敢行されていた。本法要は、これら全ての特攻隊戦没者をはじめ、先の大戦で亡くなられた英霊、また戦災の犠牲となられた方々の御霊のご供養と世界平和、国土安穏を祈念して、平成15年以来続けられてきたものである。
新緑の薫風さわやかな快晴の空の下、管長猊下メッセージ披露に続き、午前十一時過ぎに法要が開始された。渾身の導師九字の後、護摩壇に点火。境内地一面を覆う大テントの下、お護摩の炎は風の影響を受けることもなく、静謐さをたたえて終始真っ直ぐに立ち上っていた。法要終了後、お導師様より成仏法で御霊の成仏を祈念することの大切さをお話しいただき、阿含宗理事からは「わたくしたちは管長猊下の弟子として、阿含宗の理念である世界平和の実現にむけて精進していきましょう」とのご挨拶を、また高稲理事からは「今後とも九州一丸となってともにがんばりしょう」とのお言葉をいただいた。その後、参拝者全員に導師による心身健全のお加持が授けられ、盛況のうちに法要の全日程が終了した。修行者や参拝者からは、「大変すがすがしいお護摩で感動しました」「親族が特攻隊でなくなっております。ここに来られて本当によかったです。ありがとうございました」「これからもずっと続けてください」との感想が寄せられた。